【姫路FP 最新コラム】FPが教える最新の資産形成情報

資産形成ってどうやるの?NISA?変額保険?

近年、日本でも投資に対する理解が高まってきており、政府主導で投資を推進する動きもあります。投資しなければと焦っている人も多いのではないでしょうか。しかし実際、どのような投資が良いのかわからない人がほとんどだと思います。というのも、日本ではこれまで投資は怖いというイメージが強く、あまり重要視されていませんでした。しかし、資産形成という観点から重要であることもまた事実です。相次ぐ物価高騰を受け、国民は自身で学び、今後の資産形成を行っていかなければならない段階にきているのかもしれません。

 

 

2024年開始?!新NISAとは

新NISAという言葉を街で耳にした方も多いのではないでしょうか?2024年から新NISAという制度が始まります。政府が新しく世に出す商品です。新NISAとはいったい、どのようなものなのでしょう、、、

新NISAとは簡単にいうと、現行のNISAとつみたてNISAが組み合わさって一本化されたものです。

どのようなことかというと

・年間投資枠の上限が360万円に改定された

・非課税投資枠の無期限化

・非課税投資枠保有限度額が1800万円までと改定された

ということです。

 

現行の一般NISAとは?

そもそもNISAと呼ばれる制度は2種類あるのはご存じでしたでしょうか?

以外と知らない方も多いです。NISAには、一般NISAとつみたてNISAの2種類が存在します。

ここでは、一般NISAについて説明させていただきます。

一般NISAとは2014年1月にスタートした、少額から投資を行うことを目的とした制度です。対象年齢20歳以上、年間120万円まで投資が可能であり、非課税の期間は5年間です。最大1年で、120万円を5年間運用できるので非課税での投資枠は最大600万円までとなります。この運用にて獲得できる、配当金や分配金、譲渡益に対して、非課税となります。

 

そもそも課税とは?

一般NISAが非課税でお得なことはわかりました。

しかし、そもそも自分が投資で得たお金に対して課税されるの?と疑問に思う方もいるかもしれません。

そうです。課税されます。例えば、、、

1000円投資して100円の利益が出たとしましょう。

この時点で10%利益が出たことになりますよね。

この利益の100円に対して、日本では約20%の税金がかかります。

なので、手元に戻ってくる利益は80円ですね。

なんだ、20円か!と思うかもしれません。

しかし、これが1000万円ならどうでしょうか?
1000万円投資して100万円の利益が出たとしましょう。

ところが、手元に戻ってくる利益は80万円となります。大きいですよね?

この税金がかからないのが、NISAです。

 

つみたてNISAとは?

では、つみたてNISAとはどのようなものでしょうか?

つみたてNISAは、少額の投資を長期的に行い、利益を出すための制度です。

対象年齢が18歳以上、年間の投資は40万円まで可能であり、運用期間の上限は20年間です。

ですので、非課税での投資枠は最大で40万円を20年間で800万円までとなります。

ここからわかるように、つみたてNISAは一般NISAと比べ、少額を長く運用していける制度です。

 

変額保険とは?

ここまでNISAについてご紹介させていただきましたが、資産形成の手段は他にもたくさんあります。その一つが変額保険と呼ばれるものです。保険で資産形成?あまりイメージがわきませんよね。保険とは、万が一に対する備えです。代表的なものに、自動車保険や、火災保険などがあります。どちらも、先のリスクに備えるものです。それをお金に当てはめてみてください。万が一生活するお金を稼げなくなったら、万が一子供の学費が足りなくなったら。そう考えると、イメージできるのではないでしょうか。変額保険とは簡単に説明すると、保険の仕組を利用して、リスクに備えながら資産形成を行うシステムです。お金を預け投資信託を行うのはもちろん、お金が払えなくなった時の保障などが充実しています。

お金のプロであるFP(ファイナンシャルプランナー)などに、一度相談してみてはいかがでしょうか。自身に必要な資産の額やその時期が計算できたりします。それをもとに必要な時期に必要な金額を見極めて、無理するのではなく適切な手段で資産形成を行うことが重要です。

 

【新NISAに関するニュースはこちら!】

https://news.yahoo.co.jp/articles/7dd553a61fa523bc4552034a3f4f83376621e03f