【姫路FP 最新コラム】物価上昇に負けるな!損をしないためのお金の知識!

物価高騰が生活費を圧迫?

近年、あいつぐ物価高騰で家計への負担が増加しているというニュースが相次いでいます。

給料水準は上がらず、物価が高騰するということは現金が目減りするということにほかなりません。皆様はどのように資産形成をされていますでしょうか。どのようにすればよいかわからない。といった方も多いのではないでしょうか。

 

節約とは我慢ではない

節約と聞くとどのようなことを思い浮かべるでしょうか。多くの方が、外食を我慢したり、買い物を我慢したりといったことを想像するのではないでしょうか。実は、節約とは我慢ではありません。もちろん、好き放題ほしい物を買ったり、食べたい物を食べたりという意味ではありませんが、、、

節約とは、無駄を省くという意味です。多くの方がここを勘違いしているため、節約はしんどいものという苦手意識を持ってしまいます。ですので、まずは節約とは我慢ではなく無駄を省くことなのだとしっかり認識してみてください。

 

家計の収支を把握しましょう

次に見落としがちなのが、収支を把握するということです。実は、収入は把握しているが支出は把握していないという人意外と多いです。しかし、支出を把握しなければ普段の生活でどのくらいのお金がかかっているのかわからず、いくら節約すればよいのか設定することができません。生活費を削減するには、我慢することが大切なのではなく、しっかりとプロセスを組んで正しく進むことが大事だと言えます。

 

適切な生活費を設定しましょう

収支の把握ができると現在の生活費が見える化できます。まずはご自身の収入に対して、普段の生活にどのくらいお金を使っているか把握しましょう。具体的にはまず、家賃や光熱費、平均の食費など固定費を計算します。生命保険など定期的に支払いがあるものも計算します。次に交際費や雑費などの変動費の平均を計算しましょう。これらを全て足すと月の平均収支が見える化できます。ここから、無駄な出費を考え、そこを抑えていくようにしてみましょう。家賃や、保険料など固定支出は削ることはできません。逆に、食費や光熱費、変動費などは削減することが可能です。例えば冷蔵庫の中を整理し、適切に買い物をすることです。光熱費は電気のつけっぱなしをなくすことや、季節に変化に合わせた適切な温度調節などで削減することができます。変動費は消耗品の購入や学習費、交際費などがあげられますが、これもスケジュールの把握や事前に予定を立てることである程度の予算を算出しそれ以上は使わないというように削減することが可能です。とはいえ、人によって

生活の中で、どこにお金をかけどこを削減するかという比重は変わります。自身の生活スタイルを可視化することで、どこにお金をかけどこを削るべきか、明確にしましょう。

 

貯蓄の仕組作り

現在、物価の上昇が著しく給与水準は上がっていないというニュースをよく耳にします。このことは、収支のバランスに影響します。物価が上がり、今までと同じ物を購入する際の支出は大きくなりますが、収入は増えません。ということは、貨幣価値が下がっていると言い換えることができます。

収支が見える化できたら、各項目ごとに予算を割り振りましょう。もちろん項目に貯蓄も割り振ってください。貯蓄と支出を明確に分け、余ったお金を貯金するのではなく、貯蓄も支出の一部に組み込ことで、安定して貯蓄を行う仕組み作りができます。

 

貯蓄を運用?!

ここまで実践していただくと、貯蓄を仕組化することができ節約がしんどいと感じなくなります。我慢をしていては貯蓄はできません。「頑張ってお金を貯める」のではなく「気づけば固まったお金が貯まっている」という状態を作り出すことが重要です。次のステップとして、貯蓄の目的を決めるということができます。どのくらいの金額がいつ必要なのか見える化すると、月々必要な貯蓄の額を逆算することができます。また、固まったお金は運用することも可能です。貯蓄という固まったお金ができたら、必要な時期を見定め、リスクが低い長期の運用に回すなど貯蓄の効率を上げることができます。もちろん運用は簡単ではないので、お金のプロであるFP(ファイナンシャルプランナー)やなどに相談してみるのも良いかもしれません。運用方法は、投資信託、NISA、変額保険など様々です。運用は自分に合った適切な手段を選択するのが重要です。

 

【物価上昇に関するニュース】

https://news.yahoo.co.jp/articles/74ef286b47fd1e8298c0b69bece3c6849768d156