ランドセル購入や修学旅行費に援助がある?

今回は、就学援助制度について調べてみました。

 

学校教育法第19条において、「経済的理由によって、就学困難と認められる学齢児童生徒の保護者に対しては、市町村は、必要な援助を与えなければならない。」とされています。

所得制限はありますが、新入学児童生徒学用品費の他、学用品費、校外活動費、修学旅行費、給食費等が支給されます。

 

弊社のある姫路市の支給額を調べてみました。

就学援助内容

姫路市の給食費が1か月4,590円ですので、1年間では4,590円×12か月=55,080円、6年間では55,080円×6年=330,480円となります。

お子様が3人の場合、330,480円×3人=991,440円の支給となり大きな額となります。

実費でも支給があるのは嬉しいですね。

支給条件について調べてみました。

認定基準

サラリーマン等の給与を貰っている方は、給与所得控除後の額となっていますので、年収から給与所得控除額を引いた額となります。

源泉徴収票がある方は、給与所得控除後の金額欄をご確認ください。

2020年度に対象となる方の金額を計算してみると、3人子どもがいる方で、奥さんが専業主婦又は65万円以下のパート勤務の場合、世帯主年収が425万円程度の方があてはまるかと思います。

2021年度は、2020年より税制改正がありましたので、金額はあくまで目安となります。

 

持ち家か賃貸かや母子(父子)家庭か等、各自治体で基準が違いますので、それぞれの地域の教育委員会にお問合わせ下さい。

 

平成28年度の就学援助率を調べてみました。

援助率

全国の援助率は15.04%、就学援助対象人数は1,432,018人となっています。

平成7年と比較すると約2倍の方が利用していることがわかりました。

1クラス30人なら、1クラスに4~5人いる計算になります。

 

災害、病気、怪我、転職、失業など一時的に困っている場合や急に世帯主が亡くなってしまった場合にも使える制度かと思いますので、知っていて損のない制度ではないでしょうか。

 

ランドセルの購入や制服の購入等にも使える新入学児童生徒学用費の入学前支給もありますので、お住まいの自治体をご確認ください。

 

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