投資の「3つのキーワード」ご存知ですか?

今回は、資産形成に投資を検討されている方より、安定した収益性が見込める方法についてお問合わせ頂きました。

 

投資にはリスクがあるとよく言われますが、投資においてのリスクとは、一般的に言われる「危険」という意味のリスクとは異なります。

投資の場合、お金は増えることも減ることもあり、この『増える』か『減る』かわからずブレる不確実性をリスクといいます。

リスクの図

リスク(ブレ幅)の安定が期待できる『長期投資』『投資先の分散』『時間の分散』の「3つのキーワード」について調べてみました。

 

今回は、長期投資についてブログにしたいと思います。

 

1つ目のキーワード:『長期投資』

長期に保有する事で、ブレ幅が小さくなる傾向にあります。

金融庁がまとめた、金融商品の保有期間別の年平均収益率を示した下図では、5年間保有した場合の最大収益率(増えるリスク)は14%程度、最小収益率(減るリスク)は-8%程度とブレ幅は約22%程度ですが、20年間保有した場合の最大収益率は8%程度、最小収益率は2%程度となり、ブレ幅は約6%程度となっています。この例では、20年保有し続けた場合、元本割れすることなく、最少でも2%程度の増えるリスクとなっています。

金融庁長期投資

減るリスクが小さくなるのは、長期投資の最大のメリットではないかと思います。

 

また、「複利効果」もメリットになります。

複利効果とは、元本に年々増えた利息を元本に組み入れまとめた分に対して、利子が増えていきます(『定期預金の単利と複利』のブログをご参照下さい)。

途中で発生する利子や分配金などを再投資することができ、利子や分配金が収益を生む源泉となる可能性があります。

100万円を年利10%で運用した場合の複利効果は下図のようになります。

金融庁複利効果

複利効果を利用した方が増え幅も大きくなり、10年後には複利効果を利用しない場合と比較すると差が約60万円と大きくなっています。20年30年と長期になるにつれて差は大きくなります。

ただし、市場が逆の方向に動いた場合、結果が逆になる可能性もあります。

 

長くなりますので、『投資先の分散』、『時間の分散』については次回のブログでまとめさせていただきます。

 

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最後までお読み頂きありがとうございました。