金利の種類はひとつではありません。単利と複利のちがいとは?
老後の資金や車の購入費、住宅の頭金等、資金を増やすために銀行の定期預金等を利用していらっしゃる方も多いと思います。
今回は、単利で預けた場合、複利で預けた場合にどの程度資金が増えるかを比較してみました。
※今回の内容は税金・手数料・その他費用は考慮しておりません。
単利とは、当初預けた元本に対してのみ、毎年同額の利子がつきます。
元金1,000万円、金利0.02%、5年間預けた場合を図にしてみました。
5年後には、元金1,000万円に1万円の利子がつき、合計1,001万円になります。
複利とは、当初預けた元本に、年々増えた利息を元本に組み入れまとめた分に対して、利子がつきます。
元金1,000万円、金利0.02%、5年間預けた場合を図にしてみました。
5年後には、元金は1,000万円から利子が年々増え、合計1,001万4円になります。
元金1,000万円、金利0.02%で30年間預けた場合を計算してみました。
30年後、単利では1,060万円、複利では1,060万174円になります。
最近の定期預金の金利は低いため、金利0.02%では1,000万円の元金を預けて60万円程度増え、単利と複利の差は174円のみとなります。
金利0.02%程度であれば、単利でも複利でもほとんど変わりませんね。
元本1,000万円を2倍の2,000万円にしようとすると、複利を利用した場合、金利0.01%では7,200年、金利0.02%では3,600年かかります。
とても時間がかかりますね。
少しでも金利でお金を増やそうとするのであれば、毎月普通預金として銀行に預けるより、積立定期預金をおすすめします。
積立定期の場合は少し金利が高く0.1%程度のところもあり、毎月2.8万円を30年間積立すると、元本10,080,000円に対して増加額は153,072円になります。普通預金に毎月預けた場合の増加額は金利0.01%程度で15,000円程度となります。
積立にするだけで金利が高くなるため、普通預金と同じ元金ですが、30年間で約14万円程度多く貯金できます。
元本割れ等のリスクもありますが、投資等で運用して増やす方法もあります。
毎月2.8万円を30年間、利率4%で運用すると、元本10,080,000円に運用益9,170,391円となり、合計は約1,925万円になります。上手く運用できれば30年で約2倍になる可能性もありますね。
貯金をする場合は投資等で運用する事も選択肢に入れてもいいかもしれませんね。
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